気分が上がる調味料があると、料理はもっと楽しくなる。「(ふつうの)ショップ」×料理家・青谷優衣さん コラボレッスンレポート

#へんしゅうぶ

「(ふつうの)ショップ」では、料理家の青谷優衣さんとのコラボレッスンを実施しました。

「(ふつうの)ショップ」の調味料を使いながら、家庭で再現できる"ひと手間"とコツをたっぷりお伝えするこのレッスン。クリスマスにぴったりなローストチキンをはじめ、華やかな4品を参加者たちが協力しながら作りました。

この記事では、そのレッスンの模様をレポートします。


「(ふつうの)ショップ」の調味料を使って、4品を作る料理レッスン

初めに、今回使用する調味料をご紹介。「(ふつうの)マヨネーズ」「(ふつうの)ドレッシング」「(ふつうの)醤油」「(ふつうの)煎り酒」「(ふつうの)塩」の5種類を使った料理を作っていきます。

参加者の方たちに向けて今回のレッスンの主旨を説明したあとは、さっそく調理のスタートです。

まずは「サーモンの昆布締め」の仕込みから。サーモンに塩をまぶして、15分置き、水分を抜いていきます。

「下味で塩を入れていくときは、重量の1%が適量です」と話す青谷さんに、すかさず「サーモンではなく、白身魚の場合でも同じですか?」と質問が飛びます。

白身魚は塩をよく吸うので、サーモンよりは抑えめの量にする必要があるそうです。ただ、今回は昆布締めなので、サーモンには重量の1.2%の塩を、白身魚だったら1%の塩を勧める青谷さん。

「水が抜けてできた隙間に昆布の旨みが吸収されていくので、昆布締めでは気持ち強めに塩を入れてみてください」

水分が出てきたら、表面をさっと拭き、昆布でぴったり包んでいきます。昆布は、日本酒を染み込ませたキッチンペーパーで拭いてあげるのがポイント。やわらかくなって、サーモンにきっちり沿って包むことができます。

最後は、昆布とサーモンが密着するようにラップで包み、冷蔵庫に入れておくだけです。思っていたよりシンプルな工程に、参加者からは「こんなに簡単なんだ」という声が上がっていました。


何でも聞ける、風通しの良さ

続いて、ローストチキンの仕込みからは「(ふつうの)ショップ」の調味料が登場。みなさん、テーブルに並んだ「(ふつうの)醤油」や「(ふつうの)煎り酒」に興味津々です。

実際に、それぞれの調味料がどんな味なのか、味見をしながら調理を進めます。「(ふつうの)醤油」にはちみつ、酒、おろしにんにくなどを混ぜたら、「ローストチキン」の下味用のタレが完成です。鶏のもも肉を味が染み込むまでタレに漬けこんでいきます。

その後も、「紫キャベツのラぺ」「ウフマヨ」「バーニャカウダ」など、次々と調理が進んでいきます。

「生の野菜を食べるときは、軽く塩もみしてから水分を絞ると、野菜のえぐみが抜けて美味しくなる」

「バーニャカウダのソースを作るときは、にんにくを3回茹でこぼしをする。3回目は牛乳で茹でこぼしをすることで、たんぱく質の膜ができて、にんにくの臭みを吸収してくれる」

などなど、各工程で青谷さんが調理のポイントを解説するたびに「そんなやり方があるんだ」といった関心の声や、「塩もみして塩の味が残りすぎているときは、水で流してもいいんですか?」といった何気ない質問が飛び交っていました。


実際に手を動かしながら、料理の基本や応用を学ぶ

青谷さんのレッスンでは、料理を一方的に教えるのではなく、参加者が実際に手を動かしながら学べるようなコミュニケーションの取り方を大切にしています。

それは参加者の方々が、今日の料理を一人のときでも正しく再現できるように、という気持ちから。実践的な内容にすることで、「やってみて初めて分かること」をレッスンの時間で体感してもらえるのだとか。

それが理由なのか、今日の参加者もそれぞれのタイミングで気付いたこと、気になったことを伝え合っていて、とても風通しの良い空気感でレッスンが行われていたのが印象的でした。

そして、レッスンもいよいよ終盤。ローストチキンは、180℃の予熱のあと、段階を分けて温度を上げつつ、焼き上げていきます。温度を上げるたびに取り出し、仕上げ用のグレーズ(照り焼き)を重ね塗りしていくのがポイントです。

ここで、「煎り酒って使ったことありますか?」という青谷さんからの問いかけがありましたが、全員が首を横に振ります。

日本酒と梅干し、鰹節というシンプルな素材で作られた「(ふつうの)煎り酒」は、やわらかい酸味と旨味が特徴の日本古来の調味料です。今回はローストチキンのグレーズとして、「(ふつうの)醤油」「みりん」と合わせる形で使用します。

重ね塗りして焼く、を繰り返すにつれて、どんどん色が濃くなっていくローストチキン。参加者のみなさんも、焼き上がりが楽しみな気持ちを隠せない様子でした。


完成した料理を、いざ実食

「いただきます!」

「乾杯!」

4品が揃うと、テーブルは一気に華やいだ空気に。フォークとナイフを手に取り、思い思いの料理に手を伸ばす参加者の方たち。

ローストチキンに照り焼きのタレが馴染み、甘みと酸味のバランスがちょうどいい。「煎り酒は、熱が入ると甘みが立ってくる。酸味の角も丸くなり、ちょうどよく馴染んでくれます」という青谷さんの言葉通り、醤油とみりんだけでは出せない奥行きがあります。

みなさん箸が止まらず、あっという間にお皿から料理が無くなっていきました。

「気分が上がる調味料があると、料理する気になりますよね」

青谷さんの言葉に、参加者たちが深く頷きます。

「料理教室って楽しい。基本的なことを教えてもらえると助かる」と語る参加者の手元のメモには、今日学んだことがびっしりと書き込まれていました。


「(ふつうの)ショップ」と青谷さんとのコラボでお送りした今回のレッスン。これを機に、「(ふつうの)ショップ」の調味料に興味を持ってくれる方が増えたら嬉しいです。

青谷優衣

家庭料理をベースに、栄養豊かで身体に優しいレシピの提供に取り組んでいる。元プロ野球選手である夫を支えるためにアスリートフードを学び、その知識を活かして、誰でも簡単に本格的な家庭料理を楽しめる方法を提案。
食を通して健康と笑顔を届けることを目指し、家庭料理の可能性を広げる新たな挑戦を続けています。

Instagram: @yu__i.aoya

この記事を書いた人
早川大輝

1992年生まれ。Web系編集プロダクションから独立後、フリーランスの編集者・ライターとして活動しながら、最近ではYouTubeやPodcastのディレクションも。企業のオウンドメディアのほか、ドラマ・お笑いなどのエンタメや食にまつわるコンテンツ制作を行う。
X: @dai_nuko
Instagram: @uron_oolong

渥美圭

1985年生まれ。20代前半よりF DESIGN OFFICEでグラフィックデザインに携わる。2015年にBLK株式会社を設立。デザイン、写真、映像の枠を越えながら、2020年に写真館「Beatnik Photo Studio」を開業。広告から家族の記憶まで、幅広い表現を手がける。
Instagram: @beatnik_ps

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